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2004/6/7

サンティアゴ・デ・コンポステラのカテドラル内部のミサ。

これはサンティアゴを目指して歩く人は誰もが見たいミサ!!
もちろん・・・観光の人、そうでない人でも見たい!!
ということは大きな大きな期待感を抱く。
だが期待感を抱いて見に行くということは恐れ多い。
実際に見て「こんなものっ??これで終わりっ???」なんて思うかもしれない。。。
・・・でも、そんな期待感を必死で抑えようとも今までの感情が勝り溢れるばかり...
何はともあれ、いざカテドラル内部へ

栄光の門
 ゆ〜っくりと門をくぐり、私を迎え入れてくれたのは中央にある聖ヤコブの支柱!!
 とても精巧に彫られた彫像である。
 まずは、幾人もの巡礼者が無事に到着した事(または各々の想いを)を報告する際に出来た手形に、支柱下部の聖ヤコブの顔彫像。
 私も手をかざし、頭を垂れ・・・一杯の想いに感謝の報告   
 
 名残惜しくも中央祭壇に向かう。。。

数十メートル先にある中央祭壇からはキラキラと異彩を放たれていた。
思わず「あっ!!!!」って叫んでしまうほどだった。

焦る必要も無いのに・・・何故か?焦る気を抑えきれず小走りにっ!!
徐々に、異彩を放っている光がだんだんと自分の目一杯に入り込んでくる。
それはもう、ただただ立ち尽くすだけで言葉になりません。。
ヒンヤリした内部にも関わらず、とても暖かい光(オーラ)を放っている様で・・・身体も心も温かくなります。

聖ヤコブの遺骸が収められた銀の柩を拝み、胸像へと・・・自分の番に少しずつ近づくにつれ胸が高鳴り緊張が・・・そして、遂に抱擁の時にっ!!
何かを感じたかったとか何がどうだったのか???とかはどうでも。。。
抱擁するときには自身の感謝の気持ちで一杯になりお礼のみ。
少しでも自分の気持ちが伝えられたことに満足。
これまでの旅の終わり...それと同時にこれからの旅が始まった瞬間でもあった。

でもでも、最大のミサがまだまだ残ってるんです。
そう。祭壇のお香なんですよね。
中央部で見るよりも、お香を浴びたい一身で端の方へ。
他のカテドラル、イグレシア同様にミサが始まるが、皆の期待感、ひそひそ話で堂内は異様な空気!
これもまたサンティアゴならでは。。。
そして司教さんが中央祭壇のお香に手を・・・

ものすごくドキドキして全身の温度が上昇し震えがくる。
頭の中で色々と妄想しているとその時がきたっ!
無意識ながらも動画(お見せできないのが残念です)をとるが・・・
お香の振れが大きくなるにつれて今までの思い出、想いが大きくなってくる。
気づいた頃には涙が溢れてた。。。
大勢の人が居ようがそんなの関係ない。
この時だけは、揺れるお香を必死で追いかけ・・・思いっきり涙した。
ミサは終わるが抑えきれない気持ち。。。

アミーゴを誘って改めて祝福のお酒を浴びる。
とても楽しかった。。。
が、その反面、胸の中にある寂しい気持ちに気づいてもいた。
でもそれを隠すようにはしゃいだ!
朝日が昇るまで。。。。。


2004/6/6

深夜・・・雨が霧に変わる。

ハッと目が覚めるが・・・

いつもとなんら変わりのない朝を迎える。

各々出発の準備をする。

必要最低限荷物を乾かし、要らない物をここで全て燃やした。

9人と1匹の準備が整った。

サンドロが

レッツゴー! サンティアーゴ!

皆が

ヤー! ブエン カミーノ!

昨夜の残ったワインを皆で飲み回しながら、歌って、叫んで、走る!

歓びの丘と言われる”モンテ・ド・ゴッソ”でサンティアゴ・デ・コンポステーラの町並みを眺める!

いよいよだ!

皆が歓び、湧いたところで、最後の大きな下り坂を一気に駆け下りる!

皆の気持ちが表にでる。

思い思い叫びながら走る!

下りきってサンティアゴ・デ・コンポステーラの町の入り口に。

更に勢いづいてペースがあがる。

近づくにつれて人の活気で一杯になっていく。

大祭でもあり壮大なミサがあるため人で溢れ返っている。

ミサの為、大聖堂のサンティアゴ・デ・コンポステーラに行きたくても色々な所で通行止め!

カテドラルは見え隠れするだけで中央部に行けない。

気持ちだけが焦って、皆バラバラに。

皆で呼び合って呼吸を調える。

するとようやく・・・・・・・・・・・

キンタナ広場に・・・。

そこには目を疑うような光景が・・・・・・・・・・・



ちょうど外のキンタナ広場でのミサが始まる所だった。

皆が皆、喜ぶ前にその空間に引き込まれた・・・・・・・・・・・・・・・

それはまるで映画のワンシーンの様だ!

こんな状況は一生に一度あるかないか!

どこを見ても非現実的・・・・

左側にはカテドラルが視覚に入りきらない



現状況を把握するので一杯一杯・・・・・・・・・

ミサが進むにつれ、ゴールの実感が・・・・・

思わず目頭が熱くなり一筋の涙・・・・・

前が滲んでよく見えない。

っと、同時に足の力がふっとぬけた。

ザックを降ろしサンドロと背中を合わせ天を仰ぐ・・・・・。

しばらくの間ぼーーーーーと・・・・・

ティアラの息づかいが耳元に・・・

ふと我に返り、横に居たアンドロスとティアラと歓びをわかちあった。


他には笑顔する者、涙する者、放心状態の者と色々だ。

1時間ほどでミサも終わり観光客が帰っていく。

キンタナ広場に残ったのは自分達9人と1匹以外に数多くの巡礼者・・・・・・・・・・

スタートしてから出合った沢山の仲間達が!

また、このゴール地点で出会うことが出来た。

来る人来る人と抱き合って喜ぶ!

中には、どこどこであなたを見かけたよって言ってくる人まで・・・

嬉しいですね、少しでも自分の事を気にしてくれる人が居て。

ある程度落ち着きアミーゴ達とカテドラル内部に行くことに。



中はとてもひんやりとして心地が良い。

落ち着いたとはいえ、しっかりとは頭に入ってこない。

一通り見て周り一旦外へ・・・・

目の前では祭り・・・・



まずはこの重たい荷物を何とかするため、アルベルゲに行くことに。

旧市街からはとても遠く小高い丘にあるアルベルゲ。



遠くにカテドラルが見え・・・景色は最高です!

皆ここからは各々したいことを・・・

私は1人で旧市街に戻り念願のオブラドイロ広場へ・・・・

そこには平面状でしか見たことが無かったカテドラルが・・・



これでもかってぐらい異彩を放っている!

地べたにに座り込み思う存分眺める!

ここまでの巡礼時の出来事が蘇る。

楽しかった事、嬉しかった事、感動した事、苦しかった事、悲しかった事、腹立った事・・・

すべてが走馬灯のように・・・・・。

そしてこの旅で学んだこと・・・

嫌っ、正確には気づかされたことかな。

こうして安全且つ楽しく巡礼できたのも何万人何百万人、数え切れない人の努力そのもの。

巡礼路はそういった人々の温もりや優しさそのもの!

今尚守り続けてくれている人々の努力!

そんな人々に感謝の気持ちで一杯です!

そして・・・

自分自身の力がどれほど小さなものであるか・・・

1人では何も出来ない・・・

出来ていたとしても、それは自分の知らないところでの支えのお陰・・・

周りからの助けに力・・・

当たり前のようにしてる事が当たり前でない事・・・

要は人あっての自分!

ゴール出来たのも周りが居てからこそ!

感謝感謝で一杯です。

この気持ちを貰うだけでなく、自分の周りに返していきたい!

今後の自分が変われる大きなきっかけに!

しかしこれらも今となってはただの過去に過ぎない。

これは良い思い出として、自分自身の糧としてどう役立てるか!

ここがゴールではあるが終わりではない!

・・・・そんなことはここに来る前から解っていたことだが強く実感した!

ここまでは黄色い→を見て導かれたが・・・・この先は無い!

これからは自分自身で歩む道を探し決断し、実際に行動に移す!

決して逃げることだけはしたくない!

一歩でも、半歩でもいいから前進あるのみだ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そこへ私を呼ぶ声がアレッサンドロだ!

カテドラル前のバルで祝杯をと。

ここで日が変わる頃まで騒ぎまくった。

とても良い日だ!

明日はいよいよカテドラル内のミサだ!!!!!!!!!!!


2004/6/5

今朝は6時に起床!
ここの所、昼間の暑さは以上だ!
っと言うことで朝早くの出発に!
でも、お決まりの如く、シャンドレとニナは起きてこない。
サンドロが起こしに行って戻ってくるなり・・・。
先にいくぞっ!!!
私とマイケルは気を察しして着いていくことに。
久々の朝は??清清しいです。

アルスア”に到着して朝食ととる。
すぐに、シャンドレとニナが追いついてきた。
後に、クリスチャン、シェイロン、ジュリア、シルビア、ジョアン、アンドロス、ティアラ(犬)総揃い。
皆何か楽しくなっちゃってお喋りに夢中!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
結果、気づいた時には、時すでに遅し・・・。
9時でした。仕方ないです。楽しかったんですから・・・。
皆で慌てて出発することに!

ここからはノンストップで先を急ぐ!
しかしサンティアゴまで残り20kmを切ったこの町からはよりいっそうに進まない。
不思議だ!

ゴールが遠ければ遠い!
これは当たり前ですね。
でもゴールが目の前にあるからこそ遠く感じることもある。
今正にその状況にいる!
サンティアゴが非常に遠く感じた。
ホントにサンティアゴが20km先にあるのかすら疑問に??????

苦しい中、一歩一歩前に踏み出し着実に進む。
巡礼路脇にある石碑?のkm表示も確実に減っていっている。
そして距離減少に比例して皆の表情も重くなっていく一方。
痺れを切らした先頭のクリスチャンが止まりここで休憩。
サンタ・イレネ”とうい村だ。
皆の表情が緩み笑顔がみえる。
ここにきて、一つのチームみたいになってきた。
自然と話し合い今日のゴールをやめて明日ゴールすることに。
皆で一緒にゴールしようと団結!
結果・・・目指すは”ラバコーリャ”というサンティアゴ・デ・コンポステーラまで10.2kmの村だ。
そうと決まれば長めの休憩。
だって今日は残り12.5kmですもんね。

予定も決まりここからは各自のペースでラバコーリャを目指すことに。
十分に休憩をとり、再出発!
私はサンドロと2人で歩くことに。
前方(クリスチャン、シェイロン)、後方(マイケル)・・・に微妙な距離感で皆と繋がっている。
なんか面白い距離感だった。

・・・・・懐かしい音が聞こえてきた。
飛行機の音!
ラバコーリャ空港!がすぐ側に!
この音が聞こえたということは、ラバコーリャはもちろんサンティアゴもすぐそこ。
石碑も立派になってきた。

気持ちも高ぶり皆ペースが上がる。
小さな村をいくつか通り過ぎる。
もうラバコーリャに着いてもいいはずなのに見えてこない。
サンドロとおかしいと思い、前に居るクリスチャン達に追いつこうとペースを上げる。
小走りを混ぜながらようやく追いつく。

やはり!問題が!

予定だったラバコーリャを通過してしまってたんです。
それもこれも思い込みで・・・。
いくつも小さすぎる村があったので、ここではないと先頭者が過ぎてしまった。
後者達は微妙な距離感だったので先頭者にまかせっきりで・・・。
過ぎてしまった・・・・・・・・・・・。
誰も責めることは出来ません。
とりあえず後者たちを待つことに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

皆もおかしいと思っていたらしいが、先に行く人達に任せてたみたいで。
どうしようか話し合った結果。
彼の一言!
そう!アレクシャンドレだ!

キャンプしよう!」

最初は皆驚いたが・・・すぐに賛同!
さすが、キャンプ未遂した男だ(笑)
あの日の鍋などを捨てられずに持っていたんです。
私はとっくに捨ててしまっていると思ったのでビックリした。
でも決まれば実行あるのみ。
小さな村のスーパーで材料の買出し!

近くにキャンプ出来そうな小さな広場に小さな川?。
決してキャンプ場ではありませんから(笑)
回りには、大きな石や丸太とキャンプするにはもってこいの場所!
早速皆で準備をして自炊!

以前とは違って皆協力的で準備から楽しくできた。
料理も出来て・・・。

小さなキャンプファイヤーを囲みゴール前夜祭!

メンバーは・・・・
アレクシャンドレ(ブラジル)
アレッサンドロ(ブラジル)
マイケル(オーストラリア)
ニナ(スロベニア)
ジュリア(ドイツ)
クリスチャン(スコットランド)
シェイロン(オストラリア)
アンドロス(イタリア)
ティアラ(シェパード)
と・・・・私(日本)の9人と1匹!


もう楽しくてしかたがありませんでした。
喋って、歌って、叫んで、走って...正直したかも何を話したかも覚えていません。
ただただ、今という時間、空間を何も考えず素直に楽しんだ。
辺りはあっという間に暗くなり月明かりが私達を照らす。
月明かりに気づいた頃、明日がすぐ側に迫ってくることを実感した。

神妙な面持ちで一言ずつ今の思いを告白!
皆似たような心境だった。
明日ゴールであることは素直に嬉しい!
でもその気持ちとは裏腹にゴールするという事は、皆との別れも意味する。
私はこの時間が過ぎるのがめっちゃくちゃ嫌だった。
明日ゴールすることが寂しかった。
表では笑ってたが心では泣いた。
そんな気持ちと同時に空からは雨粒が・・・・・・。
皆思い思いに空を見上げる・・・・・・・・。
中には雨混じりに泣いていた者も・・・・・・・・・。

寂しいが・・・・・・体が冷える前に寝袋に体を詰め込む。

Buen Camino! Amigos!

皆かみ締めながら言う。

そして、ニナがやさしい歌を口ずさむ中、就寝.........。


2004/6/4

ペースが崩れて予定より遅れている。
今日はそれを取り戻すため、部屋の下のバルに7時前集合と早朝からの出発予定。
サンドロと私は予定通り集合。
決まってというか7時過ぎても・・・シャンドレ、ニナが来ない。
私はサンドロに
たぶん1時間待っても来ないよ。起こしに行こう。
と言う。
でもよくよく考えたら、シャンドレとニナの部屋が解らない・・・(困)
予想通り1時間待っても来ない。
すると、マイケルがやってきた。
ポルトマリン以来会えないかと思っていたので、会えて嬉しかった。
一緒に2人を待つことに・・・。
それから30分経ってようやくニナが来た。遅い。
シャンドレはと聞くと・・・寝ていると言う。
起こしてきなよ
と3人で言う。
これ以上待てないので皆で起こしに行くが・・・・・・・起きない。
9時をまわり、皆待つのが嫌になり4人で歩くことに。

久々にサンドロと一緒に歩くのが楽しかった。
しかも、天気が良くて涼しい。
ペースも上がる。
道中放牧されている馬や、牛、羊が居た。
遠くの方に数頭の馬を見るなりサンドロが私を呼ぶ。
見ていろと言わんばかりに口笛を何度か吹く!
すると、まさかとは思ったのですが・・・馬が走ってきた。
これはマジで驚いた。
しかもこんな近くまで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

恐る恐る触っちゃいました。
可愛いもんですね。

小さな村で昼食をとりがてら、シャンドレを待つ。
食べ終わる頃にシャンドレが到着。
シャンドレが軽くご飯を食べて、改めて5人で出発!
遅れを取り戻す勢いで軽快に歩く。
あっという間に”メリデ”に到着!
エステーリャ程ではありませんが三角に尖がった橋を渡る。

おっ!天辺??には小さくサンドロの姿が・・・。
前方にも後方にも多くの巡礼者が、サンティアゴ・デ・コンポステーラまで一歩一歩踏みしめて進む!
中にはとても年配の老夫婦も。

暑い中とても楽しそうに歩いている。
しかも腕組んで歩いてます。
めっちゃくちゃ微笑ましい光景でした。
いつかあんな風に歩けるパートナーが出来たらと思い写真に収めました。

ニナが突然ここからは歩けないとっ!
私達4人はまだまだ先に行く気満々。
何とか説得して歩こうとするが”無理”の一点張り。
それでもシャンドレが説得する。
シャンドレが私達3人に
先に行っててくれと、後で追いつく。
と言うので、先に行くことにする。

シャンドレが気になり、待って、歩いて、待って、歩いての繰り返し。
心なしか3人の気持ちも、体ものらない。
そんな気持ちとは裏腹に巡礼路は綺麗だ。

ゆ〜〜〜〜っくり歩きながらも、シャンドレが気になるので・・・。
今日予定していた村(アルスア)の一つ手前の村”リバディオス・ダ・バイソ”で待つことに決めた。

すると、アルベルゲの中から、クリスチャンが出てきた!
話を聞くと次の村は、まあまあ大きいけどこの時間から行くとアルベルゲは一杯!
一つ手前で寝床を確保することに決めたと言う。
私はその通りだと思い、シャンドレも居ないことだし、ここにしようと3人に言う。
マイケルは賛成した。が・・・。
以外にもサンドロが理由は言わないが渋い表情だ!

とりあえず、マイケルと2人でアルベルゲに入り荷物を預ける。
そしてシャンドレを待つことに・・・。
1時間ぐらいしてシャンドレの姿とニナの姿も見えたっ!
話をした結果ここで5人共終了することに。

アルベルゲ内はとても快適で過ごしやすかった。
犬なんかも駆け回っちゃったりしてね。
その犬の飼い主はイタリア人のアンドロス
犬”ティアラ”と巡礼していると言う。
一度見たら忘れないとてもワイルドな男性だ!
皆で話をしたり、のんびりして時間を過ごし就寝となった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで残り42.2km
楽しさ、不安、寂しさなにか複雑な感情で一杯だ・・・・・。


2004/6/3

小鳥の囀りに目が覚める。
ほぼ同時に他の4人も目が覚める。
時間は朝9時半・・・とりあえず・・・外に出てみることに。
外は快晴!
とても眩しくて目が開けられない!
昨日の夜とは打って変わってイメージがガラリ!
目の前を巡礼者が歩いていく。
偶然にもフランシスコが通りかかった。
私は歩み寄って会話をする。
自分達が泊まった場所を教えると驚いていた!
それもそのず・・・

草むらの中のボロ家(廃墟)
改めて、よく泊まれたな...。

そんな中、ダイアン、タイラーの2人はささ〜〜っと行ってしまった。
薄情、というか愛想のないというか・・・・感じの悪い2人だ!!!

私はボロ家に戻り荷物をまとめて近くのバルへ。
どうやらこの村は”ヴェンタス デ ナロン”ポルトマリンから13.3kmの村!
ということは、昨日は35.7km歩破!

軽く朝食をとって2人を待つ・・・・・。
待てど待てども、シャンドレ、ニナが来ない!
1時間待っても来ないので2人の所へ行くと、まだ、のんびり荷物まとめ。
これ以上待ってるとサンドロとも会えないし、昼間の陽射しにやられ歩けないと思ったので先に行くことに決めた!
それを2人に伝え先に出発!
サンドロと2人で待ってるからと伝えて先を急ぐ!

一つ一つの村でバル、アルベルゲを覗きサンドロを探す。
色々話を聞いても見てない、知らないの答えばかり・・・。
日差しも強くなり体力も奪われる。
結一、綺麗な景色、可愛い景色に癒される。

そして、ちょっと大きな町である”パラス デ レイ”に到着!
まずはアルベルゲに向かう!
しかしここでもサンドロは居ない・・・。
アルベルゲのすぐ側のバルへ向かう。
すると・・・・・・・
バルの入り口でサンドロが大きく手を振っていた。
めっちゃくちゃ嬉しかった。

シャンドレ達はまだまだ来ないので、昨日の出来事、愚痴を話しながら2人一緒にバルで待つことに・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

長いこと待ち、2人が到着!
時間も遅いので今日はここで終了!
今日はたったの11.8km.....。

4人で食事をとり、アルベルゲは一杯なのでバルの上で泊まることに。
1日ぶりのベッドは最高!!!!!!!
なにせ、昨日は地面でしたから・・・・。


2004/6/2,3

シャンドレに強引に引っ張られ巡礼開始!
詳しく話を聞くと・・・何人かでキャンプをするらしい。
道具ないと言うと、シャンドレはビニール袋を私に見せた。
中には、鍋、食料、野菜など準備は完璧だった。

シャンドレの勢いに私は諦めて行くことに決め・・・2人でサンドロの所に行った。
サンドロはもうすでに・・・就寝!

やられたっ!

シャンドレが強引に起こすがシカト!
さすがず〜〜〜〜っと一緒にいるだけあって解ってる。
結局起きないのでサンドロはおいていくことに・・・。

アルベルゲの入り口では多くの巡礼者達が呆れている。
それもそのはず。
一緒に行く私自信も呆れているのだから・・・。
私はシャンドレに食料、ボトルワイン2本を渡された。きつっ!
周りの巡礼者の目が点になっている!
相当な荷物の量だったから。
多くの巡礼者に見送られ、ポルトマリンを出発!
街中では久しぶりにフランシスコに会えた。
このばかげた挑戦??をはなし気を落ち着かせる。
フランシスコは同情してくれたが・・・現実は厳しい!
喜びもつかの間、巡礼開始!

こんな中、シャンドレ、ニナ、ダイアン、タイラー、私の5人!
マイケルは行き先も決めず・・・先走ってしまった。
結果マイケルを追う形に。
あっという間に辺りは真っ暗になり・・・懐中電灯での巡礼。
日本と違って街灯も無ければ、村の繋がりも無い!
って事はホントに真っ暗なんです。

月の明かりノミです!
→を見つけるのがやっと。
風も強くなり冷たい。
深夜0時をまわり1時になりそうだ。
マイケル達にも追いつけないし、寒くて、疲労が・・・。
シャンドレもテンパッテきてこの先どうしようか迷ってる。
ニナ、ダイアン、タイラーに関しては付いてきてるだけで考える気もナシ!

問題外!!!!!

私は完全に呆れてしまって、ある村に着いたときシャンドレに言った!
気候、安全さ、体力的にも危険な為、私はここでストップすると
もし、先へ行きたいなら行って・・・でも私は残る
シャンドレは一緒に先へと言うが・・・今の彼らにはついていけない!
自分の気持ちを伝えると、シャンドレは納得して皆ここでストップすることに。

私とシャンドレとニナで寝れそうな場所を探す。
そんな中気になったのがダイアンとタイラーの2人!
一向に協力しようとしないで、座って談笑・・。

っと、シャンドレが一軒の空き家というか廃墟を見つけてきた!
寒さは凌げるし、屋根もあるのでここで寝ることに。
まずは火を熾すことに・・・・だが周りの枝、草が湿ってしまっている。
村中の火熾しに使えそうな物を探す・・・だがここは小さな村!そんなもの無い!
仕方なく私の書籍を破って火を熾すが完全に湿っている枝木には無意味!
そんな時のワインを飲みお菓子を食べるダイアンとタイラー(2人)の言葉!
さむ〜〜〜〜い!火はまだ?
シャンドレと顔を見合わせ火熾し辞め!
火を諦めて服を着込むことに。

次は寝床の準備!
周囲に生えている草などを切ってクッション代わりに・・・。
どれだけ刈ったでしょうか???
なにせ5人分をシャンドレと私2人で刈ったんですからね!
イライラも頂点に達して顔を見るのも嫌に。
もう思い出すだけでも腹が立つ!

なのでもう辞めにします。
キャンプ?ご飯?すら食べずに就寝・・・・・・・・・・・・・・・。


2004/6/2

ベレサル貯水池を跨いだ正面にポルトマリン!
サリアから22.4kmと決して遠くないはずなのに遠かった町!

ポルトマリンはかつてベレサル貯水池の底に沈みました。
今ある町は小高い丘に造られた町です!
まだまだ綺麗な町ですね。

大きな橋を渡ってポルトマリンの入り口に・・・

っと!

シャンドレがまたまた思いもよらない事を口走った!!!
「ここから飛び降りるぞっ!!!!」
まさかまさかです???
パッと見て10m以上の高さはあるでしょうか!?
シャンドレの思いたったら即行動!
ザックを降ろして、服を脱ぐ。
橋のちょっと中央に向かって歩いていく。
すると!
迷うことなく飛び降りたっ!
ザバ〜〜〜〜ン!!!
すぐに上がってきて笑顔で「いくぞっ!」
マイケル、私、アメリカ人のダイアンの3人が巻き添えに・・・
やはり想像していたとはいえ・・・・高すぎる(怖)
躊躇したらお終いなので・・・3人とシャンドレは飛び降りた!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・き・・・・も・・・・ち・・・・い・・・・??・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・い・・・・??・・・・・・・・・・・・??・・・・・
あえて何も語りません。


ぴちゃぴちゃと石段を登って町の中央へ・・・。
まずはアルベルゲの確認です。
荷物を置いて、まずシャワー!
気持ちがいいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
体のケアをして、サンドロと街中へ・・・。
サン・ニコラス教会を拝観することに。

とてもシンプルで宗教と軍事の名残のある教会です。

あまりにお腹が空いたのでサンドロと2人で食事をすることに。
小さなバルでお腹を満たしアルベルゲに戻る。
日が暮れて少し早めの就寝・・・・といきたいところにっ!!!!!!!!

奴がやってきた!

アレクシャンドレだ!

マジな顔して奴はこう言った・・・・・・・・・・・・・・・
しんじぃ!荷物をまとめろ!いくぞっ!!
今回ばかりは本気だったぁ。はぁ。


2004/6/2

朝9時・・・昨夜飲み明かしたバルに個々で集合!
サンドロ、私、マイケル、シャンドレ、ニナと、来た者から順次朝食をとる。
皆の準備が整ってからサリアを遅めの出発!

人が増えればそれだけ元気が増える!
というか、私達の場合はうるさいだけですが・・・(汗)
うるさくなればなるほど歩くペースは落ちる。
いつもなら1時間5〜6kmペースだったが・・・今日は1時間3kmペースと遅い。
しかも時間の経過と共に陽差しが容赦なく照り付けてくる!
必然とバルへ足を運ぶ回数が増える・・・
ってか、村ごとにバルへ。

バル = ワイン

どんどん悪循環となっていく。
終いには、ペットボトルの中身はワイン
更に予備???のボトルワインがザックの中に2本!
明らかにテンションもおかしくなる↑↑↑↑↑↑
周りの巡礼者も巻き込んで大合唱!

大勢で歌えば歌うほど気持ちが良い!
こんな気持ちが良いことはそう無いでしょう!
皆がとても陽気になって、私達の中ではもう今や定番となった???下り坂は全て走る!!!
それも伝染しちゃっておじいちゃん達もRUN!

もはや何処を目指しているのかも、ゴールまでの距離もどうでもよくなってきた。
こんな時間がず〜〜〜っと続いて欲しいと思った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな時にこそ現実に引き戻されるもんだ!!
ゴールであるサンティアゴ・デ・コンポステーラまで・・・残り100km!

(左から、私、シャンドレ、サンドロ)
楽しい時間がず〜〜〜〜っと続いて欲しいと思っていたものの・・・残り100kmの石碑を見るとこれはこれでテンションが↑↑↑↑↑↑↑↑
自分で言うのもなんだが3人共最高の笑顔です!

もうカウントダウンです!
皆のテンション、ペースも上がる。
砂利道が終わりアスファルトへと変わっていく・・・。
なんだか町の匂いがプンプンしてきた・・・・そして急な下り坂!
みんなで走って走って走りまくった!
すると下り終えた先には・・・・・・・・・・・・・・


ポルトマリンだ!


2004/6/1

サリアに到着。
まずはアルベルゲに直行!
しかしサリアに到着したのは夕方5時過ぎ・・・
当然!?空きはありません!!

なので・・・オスタル、ペンションを探すことに。
町の外れに一軒のペンションを見つけた。
1泊7ユーロ!
寝袋も要らないし、部屋も綺麗だったので逆に良かったかな。
荷物を置きシャワーにボディケア。
一通り落ち着いた所でサンドロと町中へ・・・。

まずは薬局へ・・・インターネットカフェ・・・町をぶらぶら・・・バルへ。
そこのバルにはシャンドレとマイケルが他の巡礼者と・・・またまた麦酒を!
お腹も空いたのでサンドロと食事をすることに。
お腹一杯になったところで5人で飲みなおし!?
他の巡礼者とは・・・アストルガからスタートのスロベニアのニーナ!
とても元気な子だ!
元気な4人、いやっ、うるさい4人に輪をかけたような元気さ(うるさい)!
ゴールのサンティアゴまで残り僅かとなり、テンションも上がる!
気が付けば日が暮れて、夜11時半過ぎ。
さすがに明日にひびきそうなのでお開きにすることに・・・。
そして・・・おやすみ...。

あっ、今日は30.6km歩破!


2004/6/1

トリアカステラにて・・・

しばらくの間、3人で朝食をとりながら・・・
ご機嫌斜めのアレッサンドロを待つ・・・・・・・・・・・・・・・。
一向に来る気配なし!
シャンドレは時間と共に反省。

するとっ!

サンドロがバルの前をすす〜〜〜っと通り過ぎる。
3人は慌ててお金を払いザックを担ぐ!
一本道の先には淡々と歩くサンドロ!

3人でまずは呼吸を整えて・・・

せ〜〜〜〜の!

「アレッサンドロ! エウ ペ アモ!」

ゆ〜〜〜っくりと振り返る。
振り返ったサンドロの顔には笑顔がチラリ。
3人で駆け寄ってハグ(笑)

仲直りもしたところで4人で巡礼再開!

トリアカステラの出口でサン シル経由かサモス経由の2つのルートに分かれる。
どっちの道から行くのかかなり迷った??。
結局サリアで一緒なんですが・・・。
でも、この道選択で出会う人、見て触れるものなどが変わってくる!
ある意味人生の岐路ですね。
4人で話し合いの結果・・・・サン シル経由にすることに。

歩き出してすぐ、仲直りを放牧されている牛達に祝福?される。
「ちり〜ん。ちり〜ん。」ってね(笑)

サン シル → フレラ → カルボル と歩く。
サン シルからは飲んだ暮れの巡礼。
一村一村バルに寄ってワイン三昧!
歩いて → 酔って → 醒めて → 歩いて → 酔って → 醒めて
こんな繰り返し・・・ダメダメなんです(苦笑)

でも、巡礼はとても楽しかったし、綺麗な道を歩くのが気持ち良かった。

巡礼始めたばかりの頃は先の見えない道が、ただただ辛かった。
今となってはとても楽しみで仕方が無い!
それもこれもアミーゴ達(出合った人々すべて)のお陰だ!
ホントッ感謝の気持ちで一杯だ!
楽しい時ってのはあっという間に時間が経つものだ。
気が付けばサリアに到着!


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